ブエノスアイレスには近郊電車も走っています。

画像はホームが大きなドームで覆われたRetiro駅に停車中のTrenes a Tigreの電車。

Retiro駅からTigre駅まで23.5kmを結んでいる。

そしてこの路線は軌間1676mm、直流830V第3軌条集電という珍しい方式の電車だ。

1676mm軌間を採用しているのはインドやパキスタン、そしてサンフランシスコの電車くらい。


















こちらは同じくTrenes a Tigreを走る少し古めの電車。

20年くらい前までは地下鉄A線よりも古い電車が走っていたそうだ。

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地下鉄A線を走る見るからに古そうな電車。

1913年（大正2年）にブエノスアイレスに地下鉄が誕生したときの電車だそうだ。

と言うことは、まもなく100歳！

















外観もレトロだけど、車内ももちろんレトロ。

木でできた車内の天井には白熱灯が1列に並ぶ（2列の車両もある）。

日本なら博物館行きか、動態保存車両として大切にされているだろう。

ところがA線ではほとんどがこの電車で運用されている。

大正ロマンあふれる電車を気軽に味わえます！　（行くのが大変だけど・・・）

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トレーラーに乗せられ、どこかへ運ばれていく地下鉄の電車。

ちょうどこのとき地下鉄H線の開業近くだったから、そのために運んでいたのかも。

そしてこの電車、1930年代に製造された古いものらしい。

だとしたら当時としてはかなり斬新なデザインだったのだろう。

もしくは途中で更新されて現在の姿になっているのかもしれない。

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地下鉄E線を走るブエノスアイレスの在来車両。

1964年（昭和39年）から1966年（昭和41年）にかけて製造された。

元・名古屋市営地下鉄の車両と同じ塗装で、車体の雰囲気もよく似ている。

しかし車内はまったく違う雰囲気。





















座席は木製のクロスシート、照明は白熱灯が1列に並ぶだけ。

車体はアルゼンチンで製造されたそうだけど、日本と比べてレトロな電車を作っていたんだなぁ。

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同じく地下鉄C線を走る元・名古屋市営地下鉄1200形（中間車は1800形と1900形）。

250形や300形は東山線を走っていたが、この電車は名城線を走っていた。

1974年（昭和49年）に4号線金山～新瑞橋の開業用として製造され、2000年（平成12年）廃車。

当時の東山線の電車と違い、名城線の電車には前面に方向幕が付けられた。

屋根の造りも違うけど、300形と見分けるときに一番簡単なのが方向幕の有無。

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同じく地下鉄C線を走る元・名古屋市営地下鉄250形（中間車は700形）。

名古屋初の地下鉄車両100形の中間車として誕生した700形を先頭車化したのが250形。

当時の最新型車両5000系に似せた前面になっている。

この顔のせいで新しく見えるけど、製造が開始されたのは1965年（昭和40年）。

けっこうな古さです。

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地下鉄C線を走っていたのは元・名古屋市営地下鉄300形（中間車は800形）。

東山線用として1967年（昭和42年）に登場した車両で、1999年（平成11年）廃車。

当時廃車された250・700・1200形などと一緒にブエノスアイレスへやってきた。

300形には方向幕がなく、東山線では正面貫通扉に大きな方向板を付けて走っていた。

それがブエノスアイレスではオデコに行先のステッカーを付けている。

また、名古屋では第3軌条集電だったが、架線集電の路線で走るのでパンタグラフが付けられた。

元の黄色一色から当地で紺色の太い帯が加えられたけど、車内はほぼそのまま。

















名古屋時代の雰囲気がばっちり。

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