世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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今まで紹介した地下鉄2号線と3号線はアテネメトロによる運行。
今日紹介する地下鉄1号線はISAP(Ilektrikoi Sidirodromoi Athinon-Pireos、アテネ-ピレウス電気鉄道)の運行。
別会社による運行だけど、路線図では一体的に描かれ、乗車券も共通になっている。
また、地下鉄と言っているけど実際は都心部を除いてほとんどが地上を走る。
1869年(明治2年)に開業したとても古い鉄道で、開業当時は蒸気機関車が牽引する鉄道だったそうだ。
電化されたのは100年以上前の1904年(明治37年)で、第3軌条600Vが採用された。
1枚目の写真の車両は1983年(昭和58年)から1985年(昭和60年)にかけてシーメンスで製造されたもの。
地下鉄2・3号線の旧型車両と似ているけど、最大の違いは車両を繋ぐ貫通路が無いこと。
車内を見ると、車端部は座席が横1列に設置されているのがわかる。
こちらの車両は2000年(平成12年)から2004年(平成16年)にかけてアドトランツ・シーメンスで製造された最新型。
車内の設備は従来車と変わりは無い。
最後にドームで覆われたピレウス駅に到着する様子を動画でご覧ください。
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アテネ国際空港に到着後、アテネの都心に向かう電車からスタートしましょう。
写真の電車は地下鉄3号線の新型車。
2003年(平成15年)から2004年(平成16年)にかけ、6両編成7本が製造された。
2004年アテネオリンピックにあわせて空港まで路線が延びたときに投入したもの。
実はこの車両、直流750V第3軌条集電と交流25000V架線集電の両方に対応している。
地下を走る区間は第3軌条集電で、地上区間は国鉄と共用のために架線終電なのだ。
他に地下区間専用の同型車が6両編成14本、2000年(平成12年)製造の旧型車(?)6両編成28本が在籍している。
ただし、地下区間専用車は2号線と共用。
それではアテネ国際空港駅に到着する様子を動画でどうぞ。
架線とパンタグラフは確認できましたか?
それでは最後にモナスティラキ駅に到着する様子を動画でご覧ください。
天井が低くて架線が無いことが確認できるはず。
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