世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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虎尾駅の南隣にある虎尾糖廠の正門。
この正門の横から製糖工場の外へ延びる線路が1本ある。
レールが草に埋もれてしまっているけれど、ここに残っているのは軌間762mmと1067mmの3線軌道だ。
762mmの線路は台湾糖業鉄道の列車が走り、1067mmの線路は台湾国鉄への直通貨物が走った。
3線軌道の線路はそのまま道路に進み、距離は短いけれど併用軌道になっている。
しかし残念ながらレールはアスファルトで埋められてしまった。
ただし、列車が走っていた時代は道路の幅がもっと狭かったようだ。
そして奥に見えるのが虎尾渓橋と呼ばれる鉄橋だ。
虎尾渓橋は3線軌道のレールを残したまま現在整備中。
堤防が嵩上げされたので、鉄橋の途中に増水時に使う鉄門を造っている途中だった。
普通だったら撤去されてもおかしくないのに、列車が走らなくなった鉄橋を残すためにここまでしてくれている。
実はこの鉄橋は歴史的に貴重なもの。
3種類の橋が架かっているけど、このうち真ん中のトラス橋が実に貴重なのだ。
元は開業当初の東海道本線京都~大阪間で使われていた鉄橋!
ちなみに仮開業のときから使用されていたとすると、1876年(明治9年)のものになる。
台湾・虎尾に移設されたのは1922年(大正11年)。
翌年の1923年(大正12年)には、当時は皇太子で摂政に就任していた昭和天皇が視察に訪れている。
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