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        世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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ローザンヌ・フロン駅を起点とする軌間1000mmの小さな私鉄LEB

Lausanne-FlonからÉchallensを経由してBercherまで23.6kmを結び、各駅の頭文字を取ってLEBの社名になっている。

この私鉄が開通したのは1873年(明治6年)で、1936年(昭和11年)に直流1500Vで電化された。

山岳国スイスらしく、途中には60‰の勾配もあるそうだ。

写真の車両は2010年(平成22年)にデビューしたばかりのRBe4/8形。

2両編成6本が在籍し、扉と扉の間は低床で台車の上は高くなっているのが特徴だ。




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ローザンヌ・フロン駅に停車するローザンヌメトロ1号線の電車。

1991年(平成3年)に開業し、路面電車に近いタイプの2両連接車が使われている。

列車によっては2本連結した4両編成になって走ることも。

都心部では地下を走り、郊外では単線区間もある。


P1260658.JPG














車内はクロスシートで、補助イスも付いている。

2号線は無人の自動運転だったけれど、1号線は運転士が乗務するワンマン運転。

これで併用軌道の区間があれば完全に路面電車だ。



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レマン湖畔に位置し、国際オリンピック委員会IOCの本部があるローザンヌ。

今日からローザンヌを走る電車を紹介します。

まず始めはローザンヌ地下鉄2号線Métro de Lausanne la ligne M2。

ウーシーOuchy~クロワゼットCroisettes間を結ぶ路線で、2008年(平成20年)に開業した。

元々、ウーシーから途中のローザンヌ・フロンLausanne・Flonまでの間にはラック式鉄道が走っていた。

この鉄道が開業したのは1877年(明治10年)で、廃止されたのが2006年(平成18年)。

町の中を走るのに、120‰の急勾配があるので登山鉄道のようなラック式の鉄道になっていたのだ。

それが無人運転のゴムタイヤ式地下鉄に生まれ変わり、路線も延長された。

車両はパリの地下鉄1号線MP89系電車の同型車が走っている。


P1210155.JPG










(パリメトロMP89系)



ローザンヌでは急勾配を登るためにパリの車両よりもモーターの数を2倍にしたそうだ。

これで営業キロ6kmの線路で347mの標高差を登っていく。

最後にウーシー駅に到着するシーンの動画をどうぞ。



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パリ・シャルルドゴール空港からパリ市内へ行くときに利用する電車がRER B線。

そのRER B線で活躍しているのが1980年(昭和55年)から製造されたMI79系電車だ。

MI79系はパリメトロも運行するパリ交通公団RATPの車両で、フランス国鉄SNCFに同型車のZ8100系がある。

RER B線自体、パリ北駅を境に北部がSNCFの路線で、南部がRATPの路線となっている。

両社が同型の車両を保有して相互乗り入れを行っているのだ。


P1260566.JPG














車内の写真がボケてしまい申し訳ありません。

横2+2列のボックスシートが並び、ドア横には補助席も備わる。

そしてかつて1等席が設定されていた名残りで、ドア横に仕切り壁のある車両もある。



動画はパリ北駅に入線するMI79系電車の8両編成。



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パリ近郊を走るトランジリアンの主力は電車列車だけど、路線によっては電気機関車が牽引する客車列車も残る。

ただしその運行形態は終点で機関車の付け替えをしないプッシュプル運転。

これで電車列車と同じように短い時間で折り返して行かれる。

写真の車両はBB17000形電気機関車。

交流25000V用の電気機関車で、1965年(昭和40年)から105両が製造された。

トランジリアン・パリでは最古参の電気機関車であり、徐々に新型電気機関車に置き換えが進んでいる。


P1260760.JPG














後ろに連結されているのはVB2N系客車。

1975年(昭和50年)から製造された最後尾に運転台が付く2階建て車両だ。

そう言えばこの客車、一度紹介していました。


P1260766.JPG














こちらは色違いのBB17000形電気機関車。

女の子の写真にEn voyageと書かれた塗装で、文字を直訳すると「旅行」。

電気機関車版広告車両といったところでしょうか。


P1260767.JPG














後ろに連結されていたのはRIB(Rome inox banlieu)系客車。

このシリーズの客車は1960年(昭和35年)から製造が始まった。

車高の低い車体が特徴で、片側3箇所の両開き扉が付く。

現在は初期車が廃車され、1970年(昭和45年)以降に製造された車両が残る。

これも近いうちに全車廃車されるそうだ。



動画はパリ・サンラザール駅に入線するBB17000形+RIB系の客車列車。

入線する途中でフランス国鉄の放送チャイムが聞こえます(個人的には「さすが芸術の国!」と思うチャイムです)。



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パリ・リヨン駅に停車中のこのステンレス車両はトランジリアンR線のZ5300形電車。

1965年(昭和40年)から製造され、パリを走るトランジリアンやRERでは最古参になる。

低い車高が特徴で、1両の電動車に2両または3両の付随車を連結して走る。

写真では更新された姿になっているけど、年々活躍の場は少なくなってきた。

初めてパリに訪れたときにRER C線で乗ったZ5300形は更新前で、2003年(平成15年)にC線から撤退。

2012年(平成24年)までにパリを走る路線からはすべて撤退する予定だ。

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こちらの駅はヴェルサイユ宮殿の玄関口ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュVersailles-Rive-Gauche駅。

RER(イル=ド=フランス地域急行鉄道)のC線が発着し、パリ都心からの観光客が大勢利用している。

開業は先日紹介したトランジリアンの駅より1年遅れて1840年(天保11年)。

江戸時代から鉄道網が築かれていたとは・・・。


P1260731.JPG














RER C線はZ8800形やZ20500形などの2階建て車両が使われる(写真はZ8800形)。

ただ、観光列車としては車内が薄暗く、特に夜は雰囲気が良くないので要注意の路線だ。

最後にPorchefontaine駅から終点ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅まで、2階席からの車窓を動画でどうぞ。



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