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        世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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ヴェルサイユ宮殿にほど近いヴェルサイユ・リヴ・ドルワットVersailles Rive Droite駅。

ただしこちらの駅に観光客の姿は見られません。

それはヴェルサイユ宮殿に更に近い位置に別の路線の駅があるから。

なお、この駅の開業は1839年(天保10年)!

日本ではこの2年前、天保8年に大塩平八郎の乱が起きたというような時代。


P1260747.JPG














ヴェルサイユ・リヴ・ドルワット駅に発着するのは、パリ都心のサンラザール駅とを結ぶトランジリアンL線。

フランス国鉄SNCFが運行する近郊列車だ。

トランジリアンL線では1976年(昭和51年)から1979年(昭和54年)にかけて製造されたZ6400形電車が使用される。

このときは4両編成で走っていたけれど、時には2本繋げた8両編成でも走るようだ。


P1260745.JPG














車内には横2+2列のクロスシートが並ぶ。

座席の背ずりに付いた手すりの形がオシャレです。

こういうのがさすが芸術の国フランス!と感じるところ。



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新年最初に紹介するのはパリメトロParis Metroの車両。

写真の車両は地下鉄7号線の支線、7bis線専用で走っているMF88系電車。

1993年(平成5年)に3両編成9本が製造され、7bis線に投入された。

パリメトロでは一番数の少ない形式だ。

また7bis線は運行形態が特殊な路線で、山万ユーカリが丘線や神戸ポートライナーのようにラケット形の線形をしている。

Louis Blanc駅を発車した列車は4駅目のBotzaris駅で上下線が分岐。

一方通行の路線を1周して再びBotzaris駅に戻り、Louis Blanc駅には逆向きで到着することになる。



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ご存知、アクロポリスの丘の上にある世界遺産パルテノン神殿

アテネでは今年春から頻発したストライキやデモのせいで観光客が激減。

そのため観光客を呼び込もうと常時神殿を取り囲んでいた復元作業用の足場が取り払われた。

先日アテネに行ったときも足場はごく一部にしか付いてなくて、おかげで美しい姿のパルテノン神殿を堪能できた。

観光客もまだ少なかったです。



で、本題は鉄道の話。


P1260285.JPG














パルテノン神殿から延びるこのレールはいったい!?

パルテノン神殿は色々な媒体で紹介されているけど、レールの存在を紹介したのは見たことが無い。

行ってみて初めてこんなレールがあることを知りました。


P1260290.JPG














パルテノン神殿から延びるレールは緩やかな孤を描き、神殿の周囲を固める石垣の方へ。

奥に見えるアテネの街並みが米粒のように小さく見える。

そう、ここはかなりの高さ。


P1260280.JPG














レールの直線区間は立ち入り禁止。

奥の方へとレールは続いているけど、あの先は断崖絶壁のはず。

横から回り込んでレールの終点がどうなっているか見てみよう!


P1260294.JPG














レールの先にはクレーンがあり、断崖絶壁の下から石を運び上げているようだ。

ちなみにパルテノン神殿に平行して自走式クレーンが設置してあり、このレールがこの間を繋いでいる。

実際に見ることはできなかったけれど、きっと石を積んだトロッコが行き来しているのだろう。



※追記 アクロポリスの丘でこんな写真を撮っていた変わり者は私だけです・・・。

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崖の下にあるこの建物、TELEFERIKと呼ばれるケーブルカーの駅だ。

アテネの町のど真ん中にある標高277mのリカヴィトスの丘を登っている。

頂上に行けばアテネの町を一望でき、西の方角にはパルテノン神殿を望める。

夜景スポットとして有名で、朝は遅くから運行を始め、最終の運行は深夜という夜型人間のようなケーブルカーだ。


P1260419.JPG














車両は黄色い車体の1両編成で、運行は30分おき。

駅には自動券売機が設置されているけど電源は入っておらず、自動改札機横で係員さんから切符を購入。

往復乗車券の運賃は6.5ユーロ、最新のガイドブックでは6.0ユーロだったから最近値上げされたようだ。

運賃の値上げはよくあることのようで、最近のギリシャ経済情勢を反映しているのだろう。


P1260426.JPG














麓から頂上へは片道3分ちょっと。

ケーブルカーは全線トンネルの中なので外の景色はまったく見えない。

なのになぜか車体の窓が大きく取られ、屋根までガラス張り。

なぜお金をかけてこんな車両を作ったのか、ギリシャ人の考え方がイマイチよくわかりません。


P1260428.JPG














リカヴィトスの丘の頂上からはこのような景色を望めます。

この日は風も強く曇っていたので眺望は今ひとつ。

頂上には小さな白い教会があり、隣にはレストランもあります。



寒いのでケーブルカーに乗って下に降りましょう。

一番前の席に座って動画を撮ってみました(全線トンネルなので、当然真っ暗!)。



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アテネ中央駅に発着する旅客列車はディーゼル機関車牽引の客車列車かディーゼルカー。

ギリシャ国鉄の路線はほとんどが非電化なのだ。

現在、アテネ周辺で電化工事が行われ、さらにペロポネソス駅跡の工事が完成する頃には駅の風景も変わるだろう。


P1260553.JPG














さて、ディーゼル機関車に牽引される客車の方だけど、これがまた短い。

見ていた限りでは4~6両程度しかないのだ。

首都アテネを発着する幹線の列車なのに、ギリシャでは鉄道が衰退してしまっているのだろうか。

それでも短い編成に1等と2等、そして食堂車まで連結していたのはすごい。

そして落書きもすごい・・・。



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ギリシャ国鉄のメインターミナル・アテネ中央Athens central駅(メインにしては小さいですが)。

かつてここはラリッサLarissa駅と名乗り、テッサロニキなどギリシャ各地へのターミナル駅だった。

隣にはペロポネソスPeloponnese駅と言うコリントスなどペロポネソス半島方面への狭軌鉄道の駅があった。

それが狭軌鉄道は改軌されて駅が統合、アテネ中央駅となったのだ。


P1260369.JPG














駅舎に面した1番線ホームはさすがに始発駅の趣。

しかし屋根からぶら下がる案内表示機は壊れていて、ずっと10:51発の列車を表示したまま。

そして他のホームはアテネ近郊鉄道のディーゼルカーが主に発着する島式ホームの2・3番線ホームだけ。

隣のペロポネソス駅跡では新しいホームの建設中です。

それにしても首都を代表する駅が3番線ホームまでだなんて・・・。

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先日紹介したアテネ国際空港駅から出ているアテネ近郊鉄道Proastiakos。

アテネ近郊鉄道にはもう1つ、非電化の路線がある。

それが今日紹介するピレウス駅~アテネ中央駅~コリントス駅を結ぶ路線。

かつては狭軌鉄道がこの区間を結んでいたけど、新線に切り替えられてしまった。

車両は上の写真に写っている3両連接(真ん中の車両は動力ユニット)の低床ディーゼルカーが使われている。

それも3本繋げた9両編成で・・・。

だったら普通の大型車を使えばいいのにと思うのは私だけ?


P1260384.JPG














車内は横2+2列のクロスシートで、扉の横には補助イスが付いている。

ちなみに、某ガイドブック「地●の歩き方」では、空港から出ているアテネ近郊鉄道の車両の写真はコレ。

実際は電化されている空港に行く路線にこの車両は入らず、Ano Loisia駅で乗換えが必要。

ただしピレウス~コリントスの路線は1時間おきにしか列車がないので、ちょっと不便。



最後にアテネ中央駅に発着するディーゼルカーの動画をどうぞ。


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