世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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JR西日本からタイ国鉄へは14系や24系ブルートレインの他に12系客車も譲渡されている。
ただし、元々冷房車だった12系客車もタイ国鉄ではエアコン無し3等座席車として運用中。
上の写真は旧塗装時代のもので、日本にいるときに近郊化改造された1000番台車。
団体列車や臨時列車用にすべてボックスシートで登場した12系客車を普通列車用に転用したタイプだ。
ドア付近はロングシートに改造されていたのが、タイでは全部ボックスシートに戻されている。
座席は当初日本時代のままモケット貼りだったのが(写真左)、徐々にレザー貼りへと更新された(写真右)。
そして外部塗装も更新され、現在は他の鋼製客車と同じ青と白のツートンカラーになっている。
ちなみに上の写真は近郊化改造されていないタイプ。
見分け方は、車掌室部分に乗務員扉が付いたのが改造車で、無いのが原型車。
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右側は広幅の側窓、左側は狭窓が並ぶこの客車、これもエアコン無し3等座席車。
かつてはなにかの合造車だったのかもしれないけど、現在はボックスシートが並ぶ3等車だ。
それでは車内に入ってみよう。
車内は横2+3列のボックスシート、壁は木製。
しかし改造したためなのか、ボックスシートと窓の位置が合っていない。
そして車内の真ん中には仕切り壁が残る。
その真ん中にある仕切りの部分はトイレ。
トイレは車端部にあるのが普通なのに、車体中央にあるのは珍しい。
このタイプの客車には仕切り壁が白いのがあったり、
目立たないけど窓下にシルヘッダーのある客車があったり、
この上の客車は特に古いのか、台枠がむき出しになっている。
今日からはエアコン無し3等座席車を紹介します。
ボックスシートに窓が1つずつ割り当てられているので2等座席車より窓の幅が広い。
そして車端部に片側2箇所の手動扉があるこのスタイルが3等座席車の基本だ。
これがタイ国鉄で一番目にする客車だろう。
ボックスシートが車内に並ぶが、車両により2+2列と2+3列のタイプがある。
車体幅は同じなので、当然ながら2+3列のボックスシートはかなり窮屈。
そのボックスシートには両方共に肘掛けが無く、座り心地は固い。
十数時間走る夜行列車にも連結されているけど、乗り通すことはかなりの苦行になるだろう。
その分、運賃はかなり安くなっている(例:バンコク→チェンマイ 3等運賃271バーツ 1等寝台車では1353バーツ)。
4年前に乗ったヤラー発バンコク行き夜行快速列車。
当時は現在の青と白のツートンとは違う旧塗装の客車が走っていた。
で、その夜行快速列車の中間に連結されていたのが鋼製のエアコン付き2等座席車。
その車内に装備されていた座席が驚きだったのです。
この座席、どこかで見覚えが・・・と言いたいところだけど、実はコレも以前に紹介した座席(コチラ)。
東海道・山陽新幹線で走っていた0系新幹線の簡易リクライニングシートが移植されていたのだった。
タイ国鉄の客車は外観だけでなく、車内の観察も重要です。
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