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        世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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成田国際空港より9時間半、サンフランシスコ国際空港に到着。

入国審査を済ませ、国際線の到着エリアと直結しているSan Francisco International Airport駅へ。

ここからバートBARTに乗るとサンフランシスコ都心までは約30分。

バートは1972年(昭和47年)に最初の路線が開通した1676mm軌間・第3軌条集電の電車だ。

郊外は地上を走るが、都心部は地下を走っている。


P1250091.JPG














2扉セミクロスシートの車両が使われ、車内はカーペット敷き。

座席もゆったりしていて、通勤電車とは思えないほどだ。

個人的には天井の照明の配置が特徴的なのが気になったところ。


P1250119.JPG














バートには1枚目の写真のような正面が切妻型の他に流線型の車両もある。

両車とも車内設備に変わりはない。

編成は4両から10両まであり、ホームの案内表示器にも「5 cars」のような表示がでる。



最後にパウエルストリート駅に到着するバートの動画をどうぞ。


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P1170201.JPG














次は地下鉄7線のグランドセントラルGrand Central - 42 Street駅。

柱のないドーム状の駅で、1915年(大正4年)に開業した。

ドーム状とはいえ、その天井は低く、意外と圧迫感あり。

だけど当時の建築技術からしたら、きっと画期的な駅だったのだろう。



もう1つ、地下鉄4・5・6線のグランドセントラル駅があるけど、写真を撮っていなかった・・・。

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せっかくなので地下鉄の方のグランドセントラルGrand Central - 42nd Street駅も。


P1170172.JPG














3本の電車が並ぶここは42nd Street Shuttle(地下鉄S線)の駅。

S線は隣のTimes Square - 42nd Street駅まで、わずか1.3kmを結ぶ短い路線だ。

短い路線だけど1904年(明治37年)開通と、その歴史は古い。

このS線は線路を3線持っていて、写真の3本の電車がそれぞれの線路を行ったり来たりしている。

隣の線路や電車を気にすることなく、それぞれの線路で自由に電車が走ることができるのだ。

言うなれば、横移動する3台のエレベーター?


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ニューヨーク・マンハッタンにあるグランド・セントラルGrand Central Terminal駅。

駅舎は1860年代に完成し、1871年(明治4年)に開業した。

1913年(大正2年)に改修、その後の1998年(平成10年)に再び改修された。


P1120253.JPG














この駅舎は1966年(昭和41年)に取り壊して高層ビル建設が発表されたことも。

直前にペンシルバニア駅の駅舎が解体されていたことで反対運動が起こり、取り壊しは撤回された。

現在のコンコース天井には星座が描かれているが、これは塗り替えるだけで1年かかったそうだ。


P1170176.JPG














このような立派な駅舎だけど、発着する鉄道はみんな地下から。

地下鉄は当然として、この駅舎を使用するメトロノース鉄道も地下から。


P1170181.JPG














だけど、大理石を使用した豪華な駅舎に比べてこのホームは・・・。

天井も低いし、あまりにも簡素すぎない?

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Coney Island Stilwell Av駅から地下鉄Q線でマンハッタン方面に乗っていたときのこと。

地下鉄と言っても、この辺りは地上区間。

次のWest 8 St - NY Aquarium駅までは下にF線が走る上下2段の高架線。

Brighton Beach駅まで複線で、その後は急行として走るB線との複々線区間へ。

B線との併走区間ではQ線は各駅停車だけど、反対方向の各駅停車線が工事中!

どうなっているんだ?と思っていると、急行線を走るQ線の電車とすれ違った。

なるほど、急行通過駅は片方向しか停車しないのか。

そんなことを面白がっているとKings Hwy駅に停車、他の乗客がみんな降りてしまった。


P1170253.JPG














なんのことか良くわからず、ホームに降りてマンハッタン方面を見てみると、

複々線の線路全部工事中!


P1170254.JPG














線路には赤い旗が立てられてしまっている。

運転の仕方も大胆だけど、こんなにあちこちで工事ばかりしていていいのか?

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161 St - Yankee Stadium駅から地下鉄を乗り継ぎ、South Ferry駅に向かっていた時のこと。

59 St - Columbus Circle駅から地下鉄1線に乗れば、終点がSouth Ferry駅。

ところがはるか手前、34 St - Penn Station駅で降ろされてしまった。

ここは各駅停車の1線と急行の2・3線が走る複々線区間。

この先、途中のChambers St駅で線路が分岐し、1線だけがSouth Ferry駅に行く。

とりあえず各駅停車のホームに行くと、入ってきたのは急行の2線の電車。

途中までこれで行こうと乗ってみれば、見事に各駅停車。

運行はいったいどうなっているんだ?

そうしたら14 St駅で隣の線路に移り急行運転に。

余計に訳わからん・・・。

そして分岐駅のChambers St駅で降りると謎が解けた!


P1170130.JPG














1線の線路が工事中なのだ!

それも簡単な工事でなく、完全にレールと枕木、砂利までも撤去している。

線路のあったスペースは小型のブルドーザーが行ったり来たり。

これでわかったことは、

1線: 34 St - Penn Station駅~South Ferry駅が運休、停車する列車がない駅にはバス代行。
2線: 34 St - Penn Station駅~14 St駅間の通過駅は、1線救済のため臨時停車。

やることが大胆だなぁ。

ちなみにSouth Ferry駅へ行く代行バスは無料でした。

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ニューヨークの地下鉄でスゴイと思ったのが複々線の線路。

東京でも有楽町線と副都心線の池袋~小竹向原が複々線になっているけど、規模が全然違う。

線路が上下2段になっていて列車の併走シーンが見られるのは小竹向原駅付近だけの東京。

それに比べニューヨークは線路がずっと4本並び、急行が各駅停車を追い越すシーンがたくさんある。


P1170113.JPG














写真は複々線区間の外側線だけにホームがある様子。

急行と各駅停車が同時に駅に入ってきたりと、見ていて楽しい。

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