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        世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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かつて台湾各地を走っていた青い車体に白帯を巻く非冷房の旧型客車。

昨年12月にダイヤ改正があり、定期列車はついに南廻線を走る2往復だけとなってしまった。

上の写真は1960年(昭和35年)に日本で製造されたTPK32800型客車。

デッキ付きで車端に寄った扉は手動、スタイルも日本の旧型客車を彷彿とさせる。


P1090983.JPG














車内はリクライニングのしない回転クロスシートが並ぶ。

狭い一段上昇窓1つに座席1列が配置され、高い天井には1列に扇風機が付く。。

シートピッチは狭く、かつて長距離の優等列車として運用されていた頃は乗客の疲れも大変だったであろう。


P1090969.JPG














こちらは1971年(昭和46年)にインドで製造されたTPK32200型客車。

通勤客車と呼ばれるように、扉が両開きの自動扉になり、配置も車体中央に寄っている。

昨年復活した旧山線の臨時列車でも使用されたので、今後も残る可能性があるかも。


P1100004.JPG














車内はセミクロスシートになっていて、戸袋部分だけがロングシートだ。

吊り革やスタンションポールが通勤客車の雰囲気を出しているけど、クロスシート部分は回転シート。

クロスシート部分に座れば長距離列車に乗っているような感じが味わえる。



現在残る旧型客車の定期運用は以下の通り。

普快352次 臺東06:25 枋寮08:17
普快354次 臺東15:30 枋寮17:30

普快353次 枋寮06:42 臺東08:40
普快355次 枋寮14:23 臺東16:29

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日本では全廃してしまった荷物列車。

現在残る鉄道荷物輸送は、車両の一部を締め切って新聞輸送などを細々と行っているだけ。

でも、台湾では荷物列車がまだ現役。

旅客列車に荷物車が連結されているのはもちろん、荷物専用列車も走っている。

タイミングがよければ台北駅で荷物積み込み作業の風景を見かけることも。

写真は荷物車代用のインド製通勤客車に荷物を積み込んでいるところ。

普通車が台北駅を通らなくなった今、荷物列車は青い車体に白帯の客車を連結する貴重な列車になってしまった。



台北駅を発車する荷物列車を動画に収めてきました。

E300型電気機関車の次位に回送のR20型ディーゼル機関車を連結した荷物列車をご覧ください。



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1996年(平成8年)に木柵線として中山国中~動物園が最初に開通した台北捷運文山線。

2009年(平成21年)には中山国中~南港展覧館の内湖線が開通し、文山線と直通運転を開始した。

内湖線開通のときに導入されたのが上の写真のCITYFLO650型。

ボンバルディア社で製造された自動運転の4両編成で、車内はロングシートだ。

そしてCITYFLO650型はそれまでの在来車を一気に置き換えてしまった。


P1270078.JPG














木柵線開通時に導入されたのがVAL256型。

シーメンス社で製造され、この車両も自動運転に対応した4両編成だ。

車内は扉間がクロスシートになっていて、高架線路からの眺めもバッチリだった。

それが内湖線開通時に全車両が運用からはずされてしまった。

このまま廃車されるのかと思っていたら、制御システムの更新のための改造で戦列を離れていたとのこと。

2010年(平成22年)12月から約1年半ぶりに運用に復帰している。



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昨日紹介した台北花博ラッピング電車のほかにもう1つ、新北投支線にもラッピング電車が走る。

新北投支線専用の3両編成で、1両ごとに色が異なったラッピングがされた。

さらにすごいのが側面の窓にまでラッピングされてしまっていて、されていないのは前面窓とヘッドライトだけ。

今回は外観を見ただけで終わってしまったけれど、内装もすごいことになっているそうだ。


P1270048.JPG














以前は先頭改造車を含むC301型3両編成が使用され、正面に「新北投列車」と大書された特徴的な電車だった。

2006年(平成18年)になって現在のC371型が投入されている。

C371型が投入された当時は他の車両と同じくステンレス車体に青帯が1本入るだけだった。

それが2009年(平成21年)頃からラッピングが施されたそうだ。



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同じような車両ばかり走る台北地下鉄。

C301、C321、C341、C371など、一応は何種類か形式があるけれど、みんな同じ形。

現在建設中の信義線用車両から、ついに新しい顔の車両が誕生するそうだ。

そんな中、違う顔の車両が見られるのが台北花博のラッピング電車。


P1270057.JPG














これでも一番上と同じC301型電車。

顔が黒くなくなるだけで全然雰囲気が違って見える。

パンダの顔のように見えるのは私だけ?



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台湾の鉄道の旅で楽しみなのが駅弁。

お値段もNT$60~NT$100(NT$1=約3円)とリーズナブル。

だけど最近まで駅弁がなかったのが台湾新幹線(台灣高速鐡路)。

昼と夜の限られた時間帯の列車で弁当の車内販売があった他は、台北駅(在来線)の駅弁が手に入るだけだった。

駅弁にこだわらなければ、駅構内のセブンイレブンで食料は手に入ったのだけれど。

でもやっぱり列車での食事は駅弁!というのが鉄オタ心。

そんな気持ちを台湾新幹線が察してくれたのか、高鐵台中駅に駅弁が登場!

新幹線の駅なのに、駅弁を販売している会社はなぜか在来線を運行する台鐵ですが・・・。


P1270160.JPG














一番高いNT$100の駅弁を買ってみたら、中身はなんと豚カツ弁当。

台湾では日本のように駅弁の中身を見せて販売していないので、フタを開けてみるまではどんな駅弁かわかりません。

和風な感じがするけれど、ここは台湾。

豚カツにかけるソースはカレー味

カツカレーを食べていると思えばいいのでしょうか。

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2011年(平成23年)1月2日、台湾に新しい路線が開通した。

台湾新幹線(高鐵)台南駅に隣接した沙崙駅から西部幹線中洲駅まで7.7kmを結ぶ沙崙線だ。

今までは高鐡台南駅から台南市中心部の台鐡台南駅へ無料バスが走っていたけれど、50分もかかっていた。

ちなみに台北駅から新幹線で台南駅までは1時間45分、新幹線を降りてからが遠かった・・・。

それが沙崙線に乗れば台鐡台南駅まで20分!


P1270089.JPG














新幹線改札口の左側に連絡通路ができ、沙崙駅の改札口までは階段ナシで移動できるようになっていた。

沙崙駅は小さな駅で、切符売場の窓口が1つ、自動券売機が2台、自動改札機が3通路あるだけ。

売店があるようだけど、シャッターが閉まっておりました。


P1270092.JPG














沙崙線ホームは島式ホームが1本あるだけ、1段高いところには新幹線ホームが見える。

列車はすべて区間車(各駅停車)となっていて、中洲駅から西部幹線に乗入れていく。

ダイヤは台南行きと台南駅を過ぎて南科まで行く列車があり、両方の列車を合わせると30分おきに列車が出ていた。

沙崙~台南の運賃はNT$18(日本円で約54円)と格安だけど、車内はガラガラでした。



沙崙線長栄大学~中洲の車窓を動画でご覧ください。



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