世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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1999年(平成11年)から東急こどもの国線で運転を開始した横浜高速鉄道Y000系電車。
当時は1時間に1~2本だけ走るローカル線で、多客のときは大井町線車両で増発していた。
そして2000年(平成12年)3月に通勤線化され、Y000系2両編成で10~20分間隔の運転に。
しかし多客期に大井町線5両編成が入らなくなり、代わりにY000系2本併結した4両編成を運転し始めた。
ゴールデンウィークなどに何度か4両編成の列車が運転されていたけれど、それも長続きせず・・・。
2001年頃を最後にY000系が2本併結しての営業運転は見られなくなった。
そして十数年ぶりに4両編成の列車がこどもの国線を営業運転した。
これは恩田駅近くの長津田車両工場で東急電車まつりが開催されたことに伴うもの。
久しぶりの運転に備えて1週間前には試運転が行われ、今日の本番を迎えた。
自分自身、実際にY000系4両編成を見るのは初めて。
この4両編成復活が今後も続いてくれるかどうか・・・?
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各地の路面電車が全廃されて久しいニュージーランド。
最大の都市オークランドでも1956年(昭和31年)に廃止されている。
その廃止から55年の時を経て、観光用だけど2011年(平成23年)に1.5kmの路線が復活した。
昔の車両の写真が大きくペイントされた車庫の建屋も真新しい。
開いた扉の間から見えた電車は、隣国オーストラリアのメルボルンで走っていたW2形。
1927年(昭和2年)に製造された、とても古い電車がオークランドを走る。
新型の低床電車よりも旧型電車の方がずっといい。
路面電車が走る場所は、ブリトマート駅からも歩いていかれるウィンヤード・クオーター。
再開発した港湾地区に1.5kmの環状線がある。
しかし線路は全線単線で線路や架線柱も真新しいけど、電車が走っている様子がない。
線路に沿って歩いていると、工事現場に遭遇!
レールが完全に剥がされてしまっているところもある。
停留所や車庫にもそんなお知らせは見当たらなかったし・・・。
渡航する前に確認した公式HPを、帰国後しばらくして見たら更新されていました。
開業したばかりなのに、2014年10月までの予定で運休です。
オークランドの鉄道の起点、ブリトマート駅からは西線・南線・東線など、いくつか路線が出ている。
そのうち、南線ペンローズ駅から3.6km伸びている盲腸線がオネハンガ支線。
列車はすべてブリトマート駅から直通運転されているが、日中は1時間に1本だけのローカル線だ。
線路は単線非電化で途中の行き違いもできず、2両編成の気動車がのんびり走る。
現在電化工事中で、架線も張り終わり、もうすぐ電車運転が開始される。
オネハンガ駅前には、約60年前の写真が壁にペイントされていた。
実はこの路線、一度廃線になっていたのを復活させたもの。
1873年(明治6年)、オークランド港とオネハンガ港を結ぶ目的で開通。
1973年(昭和48年)に旅客列車が廃止され、2006年(平成18年)に貨物列車も廃止された。
その後リハビリテーションが実施され、2010年(平成22年)に通勤列車の運転を開始。
将来はオークランド国際空港へ延長しようという構想もあるらしい。
ちなみに分岐点のペンローズ駅は本線のホームから少し離れた位置にあり、時刻表では別表記される。
こんなローカル線も、オークランド初の電車運転区間になる予定だ。
ベオリア・オークランドでは、気動車の他に客車列車も運行している。
しかし、起点のブリトマート駅には機回し線がなく、西線では途中にスイッチバックもある。
そこで運転台がある制御客車SD形を使用したプッシュプル運転で運行。
これで都市近郊鉄道の名に恥じない高頻度運転も可能になっている。
この客車は元々イギリス国鉄の車両で、1971年(昭和46年)から1975年(昭和50年)に製造された。
1998年(平成10年)に更新と改軌を受け、ニュージーランドにやってきた。
制御客車のSD形は、Suburban Drivingの略称。
中間に連結されるSA形は、Suburban Aucklandの略称になる。
2014年に電化が予定されているが、この客車の去就は未定。
前回紹介したADL形気動車の一世代前の車両がADK形気動車。
やはり西オーストラリアのパースで使われていた車両で、1993年(平成5年)に譲渡されてきた。
製造されたのは1968年(昭和43年)で、2004年(平成16年)に更新されている。
4両で編成を組み、両端にADK形、中間は付随車のADB形を連結している。
このADB形は車長がADK形より5mほど短く、原形の運転台が残っているのが特徴。
また、側扉も中間に1箇所しかない。
古い気動車だけど、車内はリフレッシュされている。
LED式の次駅案内表示機もあり、40年以上も前の車両には思えない。
それと、通勤車両という位置付けなのに、床はカーペット敷きという豪華さ。
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