世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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朝ラッシュが終わったマンガライ駅に元・東京メトロ有楽町線7000系が入線して来ました。
いよいよジャカルタでの7000系初乗車です。
車内は東京メトロ時代とほとんど変わりなし。
一番違うのは広告類が一切なくなったこと。
そして細かい所では優先席のシールが現地仕様になり、非常通報ボタンが使用できないようになっていた。
なんと、東京メトロ時代の消火器がそのまま残っていた。
他の日本の中古車両では消火器は取り外され、カバーや留め具が寂しく残されているだけ。
それが7000系では継続使用。
説明書きは日本語だけど、イザというときに地元の人はスムーズに使ってくれるかな?
7000系からなのか、ドア上に路線図が付いているのを初めて見た。
他の系列ではまだ付いていなかったけど、これから普及するのだろうか。
ただこの路線図、現在は営業していない路線や駅も表示されているので要注意。
さて、電車を降りましょう。
だけど、なんか雰囲気が・・・。
ハイ、ここは駅じゃなくて車庫です。
実はマンガライ駅で地元の鉄道マニアの方に「車庫に行きましょう」と誘われ、回送電車に乗ってしまいました!
一応断っておきますが、車庫に行くにあたり、その方が職員さんに交渉してくれています(多謝!)。
ちなみに私はインドネシア語はおろか、英語すらほとんどダメです。
鉄道マニアの心意気に感激しつつ、周りを見回してみれば・・・、
隣にいる青帯の電車、こ、これはッ!!
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2010年(平成22年)8月、ジャカルタに新たな?日本の中古電車が走り始めました。
それが東京メトロ有楽町線を走っていた7000系電車。
日本時代はアルミの車体に黄色の帯を纏った姿だったけど、ジャカルタではなんとも奇抜な姿に。
前面が真っ赤だ!
排障器と金網の設置は所定ですね。
日本で見たら驚くだろうけど、インドネシアの空気にはコレがちょうど良いような気がする。
7000系電車の隣にいるのは元・東急田園都市線の8500系電車。
日本の政治の中枢・永田町の地下で交差していた両者だけど、遠くのジャカルタで並ぶことになるとは。
それにしても、お互いに顔が真っ赤になってしまって・・・。
マンガライ駅を発車する7000系電車の動画もどうぞ。
ここに小さな無蓋車が1両保存されている。
見た目ではなんの変哲も無い普通の無蓋車。
この無蓋車が台湾糖業鉄道ならではの貴重な車両なのです。
それがこの上下に取り付けられた2種類の連結器。
下の連結器は軽便鉄道でよく使われている朝顔形のもの。
上の連結器は一般の鉄道でよく使われる自動連結器。
上から見ると、横位置でも取付け場所がずれている。
これは下が762mm軌間の車両に使う連結器で、上が1067mm軌間の車両に使う連結器。
この無蓋車は762mm軌間の車両だから、本来は下の連結器だけでいいはず。
実は台湾糖業鉄道には3線区間があり、1067mm軌間の台湾鉄路の貨車が乗り入れていた。
製糖工場に集めたサトウキビを製品にして出荷するとき、台湾鉄路の貨車で運んでいくそうだ。
そこでこの無蓋車は762mm軌間の車両と1067mm軌間の車両のアダプターとして使われた。
自動連結器が付いているのは鉄板1枚の場所になるので、貨物を積む場所は補強材が取り付けられた。
おかげで本来の仕事である貨物を運ぶということはできません。
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