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        世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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タイ国鉄の最上級客車は1等寝台車(もちろんエアコン付き)。

ステンレス製車体に緑色の細帯が入る。

車内には2人用個室が並ぶ。


P1110796.JPG














個室内には洗面台があり、その上の棚にコップとミネラルウォーターが置かれている。

背もたれがまっ平らだけど、これを持ち上げると上段寝台になる。

この個室、1人分しか払わないと他人と相部屋になってしまうけど、少し多めに払うと1人で個室を占領できるそうだ。

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タイ南部のハジャイ駅に停車するステンレス製の客車。

実はコレ、タイ国鉄に在籍する客車ではなく、マレー鉄道の客車だ。

1日1往復、マレーシアの首都クアラルンプールから国境を越え、ハジャイまで国際列車が来ている。

その編成は寝台車1両+座席車1両+電源車1両、合計たったの3両をディーゼル機関車が牽引する。

マレーシア領内では食堂車を入れた長い編成なのに、タイに乗り入れるて来るのは3両だけなのだ。


P1120024.JPG














寝台車の車内はタイ国鉄の2等寝台車と同じくレール方向に寝る2段寝台。

タイ国鉄には無かったが、マレー鉄道では上段寝台にも小さな窓が付く。

ただし車体の断面が小さく天井が低いので、起き上がったときの居住性はあまりよろしくない。

そして日中でも寝台を畳まないので、昼近くになっても上段寝台の乗客はベッドで横になっているしかない。

あと、夜は冷房効きすぎ!

車両は新しいけど、個人的にはイマイチです。

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昨日紹介したエアコン無し2等寝台車とはちょっと違う客車がある。

車体の裾がまっすぐになり、窓の四隅も角ばっている。

タイ国鉄の鋼製在来車でこの角ばったスタイルは古い客車の証拠。

そして車内に入ってみれば・・・、


P1180251.JPG














寝台車の内装が木でできている!

こんなスタイルの寝台車は見たことがないし、博物館にあってもいいくらいでしょう。

よく磨きこまれた車内は在来のエアコン無し2等寝台車とは比べられないほどキレイ。

しかし実際はシートの建て付けがあまり良くなく、座るとちょっとガタつく。

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「エアコン付き」2等寝台車があれば「エアコン無し」2等寝台車もある。

14系寝台車の隣に連結されているのがそのエアコン無し2等寝台車だ。

車体は鋼製で裾が丸く、ドアは手動(このスタイルが座席車を含めタイ国鉄の在来客車で一番多いタイプ)。

座席車と外観が似ているからか、鋼製寝台車には窓上にタイ語で「2等寝台車」と書いてある(多分・・・)のが特徴。

日中は窓を全開にして(それでもかなり暑いけど)タイの各地を走っている。

その窓は1段下降窓で日除けに2段上昇式のアルミ製ヨロイ戸が付く。


P1110805.JPG














車内はエアコン付き2等寝台車と同等の設備だが、その古さは否めない。

座席はかなりへたっていて、ベッドにしたときの寝心地は少し悪い。

そして夜になってベッドをセットするときには窓が閉められてしまうけど、ドアが開いているので風通しは意外と良い。


P1070851.JPG














夜の下段寝台の中は↑↑のような感じ。

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P1080107.JPG














タイ国鉄のエアコン付き2等寝台車はステンレス車体に青帯が基本。

中には日本で製造されて輸出された寝台車もある。

ドアは手動で内側に開き、側窓は下段固定で上段が内側に折れて開く。


P1110806.JPG














車内は向かい合わせのボックスシートで、座面と背もたれを引き出して下段寝台を作る方式。

上段寝台は使わないときは天井にセットされていて(窓上の大きく出っ張った部分)、使用時に下へ引き出す。

座席の横にあるのは荷物置き場兼用のハシゴ。

上段寝台の部分に窓がないので、寝ているときに外を見ることができない。





チェンマイ方面の夜行列車で色違いのエアコン付き2等寝台車も見かけました。

これらの車両はドアが自動かも。


P1130499.JPG













P1130503.JPG













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2005年(平成17年)2月まで東京~下関を結んでいた寝台特急「あさかぜ」。

運転終了後、「あさかぜ」で使用されていた24系25形客車は海を渡ってタイにやってきた。

先にタイに来ていた14系客車と違い側面のステンレス帯が残されたうえ、黄色帯が追加されている。

運用では14系寝台車と同じエアコン付き2等寝台車として使用中。


P1180265.JPG














車内の寝台は14系のようなガラス戸は付けられず、日本で走っていたときのまま。

通路側の折りたたみテーブルも現役だ。

それから寝るときは奥の窓際に置かれた茶色のマットを使用するので、寝心地はタイの方が上。

ベットメイクも客室乗務員がやってくれるのでJR時代より快適な夜行列車の旅ができるかも(乗り心地は・・・?)。





そして「あさかぜ」に連結されていた特殊な客車もタイに来ていた。


P1080366.JPG














14系座席車の隣に連結され留置していた色褪せた客車はスハ24形客車。

その外観の特徴はパンタグラフが付いていること。

これは他の客車のサービス電源を供給するために12系客車を改造、客室はラウンジにされて「あさかぜ」に組み込まれた。

日本では架線から電気を取り入れて他の客車にサービス電源を供給していたけど、現在のタイ国鉄に電化区間はない。

タイではいったいどのような用途で使用するつもりなのだろう。

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2004年(平成16年)に14系寝台車と一緒にタイへやってきた14系座席車。

日本では特急用客車として製造された車両で、タイではエアコン付き2等座席車として使用されている。

車内は製造時からの簡易リクライニングシートが並ぶ。


DSCF0383.JPG














この簡易リクライニングシート、背もたれを倒しているときは体重をかけていないとバネの力で戻ってしまう代物だった。

現在は勝手に戻らないようになったけど、リクライニング角度が在来車より浅いので長距離を乗るにはちょっとキツイかも。

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