世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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この客車は元・オーストラリアのクイーンズランド州鉄道のエアコン無し3等座席車。
タイ国鉄の在来客車よりも車体長が短いが車高は高い。
また、元からある両開き扉はタイ国鉄の低いホームには対応できないので、車体の両端にデッキ付きの開き戸が増設された。
そのため両開き扉の方は使用中止になっている。
こちらの客車にはヘッドライトを埋めた跡があり、オーストラリアでは電車か何かだったのだろうか。
それと閉鎖された両開き扉とデッキの間にあるのは荷物室用の扉?
もちろんこの片開き扉も現在は閉鎖中。
車内には転換クロスシートが並び、エアコン無し3等座席車の中では一番グレードが高い。
しかし閉鎖された扉部分のスペースは空いたままなので座席定員は少ない。
この客車は長距離列車には使用されず、在来客車と混結されてバンコク近郊のコミューター列車として走っている。
JR西日本からタイ国鉄へは14系や24系ブルートレインの他に12系客車も譲渡されている。
ただし、元々冷房車だった12系客車もタイ国鉄ではエアコン無し3等座席車として運用中。
上の写真は旧塗装時代のもので、日本にいるときに近郊化改造された1000番台車。
団体列車や臨時列車用にすべてボックスシートで登場した12系客車を普通列車用に転用したタイプだ。
ドア付近はロングシートに改造されていたのが、タイでは全部ボックスシートに戻されている。
座席は当初日本時代のままモケット貼りだったのが(写真左)、徐々にレザー貼りへと更新された(写真右)。
そして外部塗装も更新され、現在は他の鋼製客車と同じ青と白のツートンカラーになっている。
ちなみに上の写真は近郊化改造されていないタイプ。
見分け方は、車掌室部分に乗務員扉が付いたのが改造車で、無いのが原型車。
右側は広幅の側窓、左側は狭窓が並ぶこの客車、これもエアコン無し3等座席車。
かつてはなにかの合造車だったのかもしれないけど、現在はボックスシートが並ぶ3等車だ。
それでは車内に入ってみよう。
車内は横2+3列のボックスシート、壁は木製。
しかし改造したためなのか、ボックスシートと窓の位置が合っていない。
そして車内の真ん中には仕切り壁が残る。
その真ん中にある仕切りの部分はトイレ。
トイレは車端部にあるのが普通なのに、車体中央にあるのは珍しい。
このタイプの客車には仕切り壁が白いのがあったり、
目立たないけど窓下にシルヘッダーのある客車があったり、
この上の客車は特に古いのか、台枠がむき出しになっている。
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