世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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ナポリ地下鉄2・6号線Mergellina駅から南へ歩いて約15分。
古いビルの1階にあるのがメルジェリーナ鋼索線Funicolare Mergellinaの駅。
駅の看板は小さくて見つけにくいけど、駅前に停まるたくさんのタクシーが目印になるだろう。
このメルジェリーナ鋼索線はケーブルカーの路線で、地下鉄1・6号線と同じメトロナポリMetronapoliが運行する。
港に近いMergellina駅から終点のVia Manzoni駅まで570mを結び、途中に3つの駅がある。
このケーブルカーの開通は1931年(昭和6年)と古いけど、これでもナポリにある4つのケーブルカーでは最新の路線だ。
改札口を入ってホームへの階段を登って行くと、右側に開業当時の車両が保存されていた。
車両の他に当時の巻上げ機械なども一緒に保存されている。
現行の車両は1両編成で正面がくの字に角ばった車体を持つ。
白い車体に屋根部の青と扉の黄色が良いアクセントになっている。
この塗色は他のケーブルカーでも使われている。
車内には扉間に1列ずつ上向きのシートが並ぶ。
下から外観を見たときには気付かなかったけど、天井も真っ平なのが印象的。
雨が降っても車体自体が傾斜しているから、普通の鉄道車両のように屋根の曲線は必要ないのだろう。
Mergellina駅を出発してからトンネルを進み、真ん中の交換地点にある中間駅からは地上区間へ。
終点のVia Manzona駅はホーム全体が建物の中に設置されていた。
そしてホームの先、光の向こうの景色は・・・、
線路の先はナポリ港!
世界三大夜景もこの近くから眺めるナポリ港の景色らしい。
ただし日が暮れるまでまだかなりの時間があるので今回は夜景鑑賞をパス。
次のケーブルカーに行きましょ。
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今日はナポリ地下鉄2号線。
開通したのは1925年(大正14年)ととても古く、イタリア最古の地下鉄である。
元々はイタリア国鉄の路線で、ナポリ市内に建設された地下線路とその前後がナポリ地下鉄2号線とされている。
だから運行もメトロナポリではなく、イタリア国鉄の運行を継承したトレニタリアTrenitalia。
トンネルも大型車が通れるように大きなサイズになっていて、低いホームから見上げるとその大きさが際立つ。
写真はナポリ中央駅前の地下にあるPiazza Garibaldi駅に停車する4両編成のALe724系電車。
1982年(昭和57年)に90両製造された。
直流3000Vで最高速度140km/hの性能を持つ(地下鉄ではそんなに飛ばさないけど)。
そして問題なのが車内。
プラスチック製のボックスシートが片側に半分ずつ!
実は朝夕のラッシュ時はかなり混雑するのだけれど、車両は片側2扉デッキ付き。
で、詰め込むためにこんな車内になってしまったのだろう。
開通したのは1925年(大正14年)ととても古く、イタリア最古の地下鉄である。
元々はイタリア国鉄の路線で、ナポリ市内に建設された地下線路とその前後がナポリ地下鉄2号線とされている。
だから運行もメトロナポリではなく、イタリア国鉄の運行を継承したトレニタリアTrenitalia。
トンネルも大型車が通れるように大きなサイズになっていて、低いホームから見上げるとその大きさが際立つ。
写真はナポリ中央駅前の地下にあるPiazza Garibaldi駅に停車する4両編成のALe724系電車。
1982年(昭和57年)に90両製造された。
直流3000Vで最高速度140km/hの性能を持つ(地下鉄ではそんなに飛ばさないけど)。
そして問題なのが車内。
プラスチック製のボックスシートが片側に半分ずつ!
実は朝夕のラッシュ時はかなり混雑するのだけれど、車両は片側2扉デッキ付き。
で、詰め込むためにこんな車内になってしまったのだろう。
ローマから高速列車に乗って南へ約1時間行った所にナポリがある。
「ナポリを見てから死ね」と言われるほどの都市だけど、私が見るのはやっぱり鉄道。
今日からはナポリの電車を紹介します。
まず初めに紹介するのは、1993年(平成5年)に開通したナポリ地下鉄1号線。
メトロナポリMetronapoliが運営する路線で、全長13.5km・軌間1435mm・直流1500Vの路線だ。
6両編成の黄色い電車が日中10~12分間隔で走っている。
この路線の特徴はなんと言っても途中にあるループ線。
起伏の激しいナポリの町を登って行くため、地下鉄なのに山岳路線のようなループ線がある。
また、現在はナポリ中央駅近くのGaribaldi駅まで延伸工事中で、将来は空港を通る環状線になる予定。
そのときはグルグルと2回転する路線になってしまうのか。
最後にナポリ地下鉄1号線の電車が駅に到着するシーンを動画でどうぞ。
「ナポリを見てから死ね」と言われるほどの都市だけど、私が見るのはやっぱり鉄道。
今日からはナポリの電車を紹介します。
まず初めに紹介するのは、1993年(平成5年)に開通したナポリ地下鉄1号線。
メトロナポリMetronapoliが運営する路線で、全長13.5km・軌間1435mm・直流1500Vの路線だ。
6両編成の黄色い電車が日中10~12分間隔で走っている。
この路線の特徴はなんと言っても途中にあるループ線。
起伏の激しいナポリの町を登って行くため、地下鉄なのに山岳路線のようなループ線がある。
また、現在はナポリ中央駅近くのGaribaldi駅まで延伸工事中で、将来は空港を通る環状線になる予定。
そのときはグルグルと2回転する路線になってしまうのか。
最後にナポリ地下鉄1号線の電車が駅に到着するシーンを動画でどうぞ。
テルミニ駅から地下鉄Line Aに乗って4駅目のFlaminio-Piazza del Popolo駅で下車。
案内に従って地上に出ると、右側にRoma-Nord線の始発Piazzale Flaminio駅がある。
このPiazzale Flaminio駅は崖下にある駅で、地上にある改札口からは階段や坂がないのに、ホームはトンネルの中。
Roma-Nord線はローマ市内から北へ進み、Viterbo駅までの102kmを結ぶ長大路線。
そのうちのMontebello駅までは近郊区間として10~15分おきに電車が運転されている。
ちなみに次のEuclide駅までは地下区間だ。
Piazzale Flaminio駅に停車していたのは1989年(平成元年)から製造された100系電車。
近郊電車なのに駅のホームが低く、それに対応して扉から飛び出た3段のステップが物々しい。
本来はそれほどでもないのだろうけど、ホームから見上げる電車はとても大きく見えてしまう。
この他にも2000年(平成12年)から製造された300系電車がいるはずだけど、今回は見ることができなかった。
そしてPiazzale Flaminio駅でぜひ見てもらいたいものが。
それがホームの終端、トンネルの間に祀られているマリア様。
大事にガラスケースに収められ、照明まで付いている。
毎日ここで電車の安全運行を祈っておられるのだろう。
案内に従って地上に出ると、右側にRoma-Nord線の始発Piazzale Flaminio駅がある。
このPiazzale Flaminio駅は崖下にある駅で、地上にある改札口からは階段や坂がないのに、ホームはトンネルの中。
Roma-Nord線はローマ市内から北へ進み、Viterbo駅までの102kmを結ぶ長大路線。
そのうちのMontebello駅までは近郊区間として10~15分おきに電車が運転されている。
ちなみに次のEuclide駅までは地下区間だ。
Piazzale Flaminio駅に停車していたのは1989年(平成元年)から製造された100系電車。
近郊電車なのに駅のホームが低く、それに対応して扉から飛び出た3段のステップが物々しい。
本来はそれほどでもないのだろうけど、ホームから見上げる電車はとても大きく見えてしまう。
この他にも2000年(平成12年)から製造された300系電車がいるはずだけど、今回は見ることができなかった。
そしてPiazzale Flaminio駅でぜひ見てもらいたいものが。
それがホームの終端、トンネルの間に祀られているマリア様。
大事にガラスケースに収められ、照明まで付いている。
毎日ここで電車の安全運行を祈っておられるのだろう。
地下鉄Line BのPiramide駅に隣接するRoma Porta S.Paolo駅から出ているRoma-Lido線。
南西方向に進み、Lido地区の海水浴場に近いCristoforo Colombo駅までの28kmを結ぶ郊外電車だ。
1980年代までは小さな電気機関車が牽引する客車列車が走っていたそうだ。
また、地下鉄Line Bを走っていた流線型の旧型電車が活躍していたこともあった。
まず紹介するのはMA100系電車。
地下鉄Line Aを引退後、リニューアルされてからRoma-Lido線に入線したらしい。
車内はプラスチック製のロングシートだが、車端部はボックスシート。
そして当線にも新型車両が入線。
どこかで見た電車だと思ったら、ローマ地下鉄のMA300系じゃないですか!
同じ会社の路線だし、規格も同じだから同じ新型車を投入したのだろう。
地下鉄の電車だけでなく、郊外電車まで画一化されるのはちょっと寂しいけど。
南西方向に進み、Lido地区の海水浴場に近いCristoforo Colombo駅までの28kmを結ぶ郊外電車だ。
1980年代までは小さな電気機関車が牽引する客車列車が走っていたそうだ。
また、地下鉄Line Bを走っていた流線型の旧型電車が活躍していたこともあった。
まず紹介するのはMA100系電車。
地下鉄Line Aを引退後、リニューアルされてからRoma-Lido線に入線したらしい。
車内はプラスチック製のロングシートだが、車端部はボックスシート。
そして当線にも新型車両が入線。
どこかで見た電車だと思ったら、ローマ地下鉄のMA300系じゃないですか!
同じ会社の路線だし、規格も同じだから同じ新型車を投入したのだろう。
地下鉄の電車だけでなく、郊外電車まで画一化されるのはちょっと寂しいけど。
ローマを走るもう1本の地下鉄にLine Bがある。
1930年代に計画されて建設を開始、一部のトンネルは完成したが戦争で建設が中断してしまった。
使われないままのトンネルは防空壕として使用されていたそうだ。
戦後になって建設が再開され、開通したのは1955年(昭和30年)。
だけどなぜLine Aより古いのにLine Bという路線名なのだろう。
なんともアート?なこの電車は1980年(昭和55年)に製造されたMB100系。
元の塗装がわからないほどにやられちゃって・・・。
しかもMB100系はほとんどこの状態。
本来の姿ならば側面はシルバーで、扉が青くなっているはず。
Line Aの電車も新型車が入るまではこんなアーテスティックな状態でした。
まだ数は少ないけど、Line Aと同じMA300系がLine Bにも登場。
電車がキレイになるのはいいのだけれど、特徴的な電車が消えていくのも寂しい。
1930年代に計画されて建設を開始、一部のトンネルは完成したが戦争で建設が中断してしまった。
使われないままのトンネルは防空壕として使用されていたそうだ。
戦後になって建設が再開され、開通したのは1955年(昭和30年)。
だけどなぜLine Aより古いのにLine Bという路線名なのだろう。
なんともアート?なこの電車は1980年(昭和55年)に製造されたMB100系。
元の塗装がわからないほどにやられちゃって・・・。
しかもMB100系はほとんどこの状態。
本来の姿ならば側面はシルバーで、扉が青くなっているはず。
Line Aの電車も新型車が入るまではこんなアーテスティックな状態でした。
まだ数は少ないけど、Line Aと同じMA300系がLine Bにも登場。
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