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スワンナプーム国際空港からエアポート・レール・リンクに乗って到着した終点パヤータイ駅。

前回はこの駅の下を走るタイ国鉄東線の普通列車の動画を紹介しましたが、今回は車窓の風景をご覧ください。

乗った列車はチャチュンサオ発ファランポーン行き普通列車、車両は元JR西日本の12系客車

パヤータイ駅からファランポーン(バンコク中央)駅まで、動画3連発でどうぞ。










車窓だけでは12系客車かあまりよくわかりませんね・・・。


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バンコクで紹介できる電車はこれで最後です(これだけしかないから・・・)。


P1240168.JPG














現在試験運行中のエアポート・レール・リンクรถไฟฟ้าเชื่อมท่าอากาศยานสุวรรณภูมิARL

パヤータイ駅~スワンナプーム国際空港駅間の28.6kmを各駅停車が27分で結んでいる。

今年6月1日から7~10時と16~19時の3時間ずつ乗車が認められるようになり、空港から試乗して参りました!



車両はドイツ・シーメンス製のデジロ形。

どこかで見た顔だと思ったら、以前紹介したロンドンのヒースロー・コネクトの車両と同型だった。

ただし車内の座席が・・・。

プラスチック製のロングシートは各駅停車だからいいとしよう(正式開業時には別の車両で急行が運転される)。

そのシートがスカイトレインや地下鉄よりひどい!

区分けの無いまっ平らな座面、しかも奥行きが小さくてお尻を乗せるだけ。

太ももまで座面がありません。

まあ、運賃無料なので大きな声では言えないけど。


P1240167.JPG














最高速度は160km/h。

隣を走る高速道路の車を軽々と追い越していく。

バスやタクシーで高速道路を通ったとき、かなり飛ばすので怖さを感じるときもあったけど、そんなの関係なく追い越す。

途中のマッカサン駅を除いた全部の駅に停車しても、終点パヤータイ駅まで30分弱。

あっと言う間にバンコクの中心部に到着してしまいました。




改札口を出てスカイトレインのパヤータイ駅への通路を歩いていると、踏切の音が。

エアポート・レール・リンクの線路はほとんどが地上を走るタイ国鉄東線の線路に沿って建設されているのだ。

本数は少ないけど現在でも東線の列車は運行され、そしてたまたま列車の時間に当たってくれた。

急いでカメラを取り出し動画を撮ってみました。




もう発車するっていうのに列車の直前横断するヤツはいるし、線路の周りは水溜りだし。

高架線の上と下でこうも環境が違うなんて。

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2004年(平成16年)に開通したタイ初の地下鉄MRT

ブルーラインの1路線がフアランポーン駅~バンスー駅間の21kmを結ぶ。

日本の円借款で建設され、そのことを示すプレートが駅にもあるけれど、車両はドイツ製。

スカイトレインとほぼ同じ型(見た目で違うのはヘッドライトとドア窓の形、帯の色)の車両が3両編成で走っている。

全駅にスクリーンドアが付いているので、車両の写真はまともに撮れません・・・。


P1240021.JPG














車内もスカイトレインとほぼ同じだけど、座席やポールの色が違う。

また、吊り革がぶら下がるポールが直線になり、窓上の案内モニターが無くなった。



でも利用してみて一番違うのは乗車前の対応。

スカイトレインは切符を買って自動改札機を通るだけ。

地下鉄はその前に金属探知機を通り、警備員にカバンの中を見せないといけないのだ。

開通した当初はそんなことしていなかったけど、バンコクで度々爆弾テロが起こるようになってから面倒になった。

平和が一番です。

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今日からはバンコクを走る電車を紹介します。

でもタイ国鉄は非電化だし、電車の種類が少ないのですぐに終わってしまいますが。


bc92e5ad.JPG














まずは1999年(平成11年)に開通したスカイトレイン(BTS)から。

シーロム線とスクンビット線の2路線があり、3両編成のドイツ製電車が走っている。

道路の真ん中に建つ高架線を、下の渋滞を尻目にスイスイ走る。

現在は全編成の前面中央に開業10周年記念のステッカーが付く。


2c1a36d6.JPG














車内の座席は黄色のプラスチック製ロングシートで、湾曲になった配置と1人ずつに区分けされているのが特徴。

運転台後ろの一部分を除いて窓にも広告がラッピングされているために外の景色がちょっと見難い。

そして冷房がガンガンに効いているので、ホームに降りると外の暑さと湿気でメガネが曇ってしまうほどだ。




10年間変化がなっかた路線も昨年5月にシーロム線がチャオプラヤー川を越えてウォンウウィエン・ヤイ駅まで延伸。

元々混雑していたところへ更に拍車が掛かり、ラッシュ時に遅れが目立つようになってしまったそうだ。

(駅に時刻表が掲示されている訳ではないけれど)

特にシーロム線はサバーンタクシン駅が単線になっていて、増発が難しいらしい。

そのため、ついに、ついにスカイトレインに新型車両が登場!公式リリース

編成が4両に伸び、12編成がシーロム線に投入される。

新型車両は中国で製造され、第1陣はすでにバンコクに到着済み。

3ヶ月ほど試運転を行ったあとに営業運転が開始されるそうだ。

ただ、写真で見た感じでは在来車の方がスマートでいいなあぁ。

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日本の夜行列車の編成と言えばA寝台とB寝台だけとか、1本の列車の中に連結される等級の数は少ない。

例えば大阪~新潟を結ぶ急行「きたぐに」でも、A寝台+B寝台+グリーン車+自由席の4種類。

ところがタイ国鉄では1本の夜行列車にありとあらゆる等級の客車が連結されていることも珍しくない。

そんな夜行列車の動画を撮ってきたのでご覧ください。





この動画はタイ南部のトラン発で入換え作業を行うバンコク行き夜行急行列車の風景。

1等寝台車からエアコン無し3等座席車まで、運賃等級では6種類の客車が連結されている。

それに加えて食堂車と荷物車も連結され、実に雑多で多様な楽しい編成を組んでいる。

この列車の旅行記はコチラで。

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右半分が荷物室、左半分がエアコン無し3等客室の合造車

ただし客室部分が開放されているときに当たったことがありません。

いつも乗務員専用になっていて、窓から覗くと室内に洗濯物が干されていることも。

列車内で生活しているのかも!?




P1180297.JPG














もちろん荷物合造車にも古いタイプの車両もあります。

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タイ国鉄には今まで紹介した等級の客車以外にもう1つ、エアコン付き3等座席車というのがある。

ただ、以前に紹介済みなので、コチラをご覧ください。




そして客車の一種だけど、乗車できない車両を紹介します。

それはタイ国鉄のほとんどの客車列車に連結されている荷物車


P1080075.JPGP1080067.JPG














車内は乗務員用の部屋とトイレ以外はがらんどう。

荷物室内には当然のことながら冷房や扇風機の類も無く、開く窓もあまりない。

そのせいか、暑いタイでは荷物室のドアを開けっ放しで走る姿をよく見かける。



この荷物車、よく見ていると意外と種類のあることに気が付きました。


P1130498.JPG














上の写真の荷物車はエアコン無し3等座席車でも紹介した古い客車のタイプ。

車体の裾が直線で、四角い狭窓が並んでいるのがその証拠。




P1130497.JPG














上の写真の荷物車は古い客車を改造したのだろうか。

窓を埋めた跡がくっきり残り、以前は客車であったことが偲ばれる。




P1130511.JPG














そしてこの車両は有蓋貨車のように見えるけど、れっきとした荷物車。

荷物車であるという理由は青と白に塗り分けられた塗装。

貨車であれば青一色であったりするけれど、鋼製客車の塗装を身に纏っていれば荷物車であると言えるでしょう。

さらに外観から滲み出るその古さに感動!

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