世界中の鉄道の、地味~なところを中心に。
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今日はナポリ地下鉄2号線。
開通したのは1925年(大正14年)ととても古く、イタリア最古の地下鉄である。
元々はイタリア国鉄の路線で、ナポリ市内に建設された地下線路とその前後がナポリ地下鉄2号線とされている。
だから運行もメトロナポリではなく、イタリア国鉄の運行を継承したトレニタリアTrenitalia。
トンネルも大型車が通れるように大きなサイズになっていて、低いホームから見上げるとその大きさが際立つ。
写真はナポリ中央駅前の地下にあるPiazza Garibaldi駅に停車する4両編成のALe724系電車。
1982年(昭和57年)に90両製造された。
直流3000Vで最高速度140km/hの性能を持つ(地下鉄ではそんなに飛ばさないけど)。
そして問題なのが車内。
プラスチック製のボックスシートが片側に半分ずつ!
実は朝夕のラッシュ時はかなり混雑するのだけれど、車両は片側2扉デッキ付き。
で、詰め込むためにこんな車内になってしまったのだろう。
開通したのは1925年(大正14年)ととても古く、イタリア最古の地下鉄である。
元々はイタリア国鉄の路線で、ナポリ市内に建設された地下線路とその前後がナポリ地下鉄2号線とされている。
だから運行もメトロナポリではなく、イタリア国鉄の運行を継承したトレニタリアTrenitalia。
トンネルも大型車が通れるように大きなサイズになっていて、低いホームから見上げるとその大きさが際立つ。
写真はナポリ中央駅前の地下にあるPiazza Garibaldi駅に停車する4両編成のALe724系電車。
1982年(昭和57年)に90両製造された。
直流3000Vで最高速度140km/hの性能を持つ(地下鉄ではそんなに飛ばさないけど)。
そして問題なのが車内。
プラスチック製のボックスシートが片側に半分ずつ!
実は朝夕のラッシュ時はかなり混雑するのだけれど、車両は片側2扉デッキ付き。
で、詰め込むためにこんな車内になってしまったのだろう。
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ローマから高速列車に乗って南へ約1時間行った所にナポリがある。
「ナポリを見てから死ね」と言われるほどの都市だけど、私が見るのはやっぱり鉄道。
今日からはナポリの電車を紹介します。
まず初めに紹介するのは、1993年(平成5年)に開通したナポリ地下鉄1号線。
メトロナポリMetronapoliが運営する路線で、全長13.5km・軌間1435mm・直流1500Vの路線だ。
6両編成の黄色い電車が日中10~12分間隔で走っている。
この路線の特徴はなんと言っても途中にあるループ線。
起伏の激しいナポリの町を登って行くため、地下鉄なのに山岳路線のようなループ線がある。
また、現在はナポリ中央駅近くのGaribaldi駅まで延伸工事中で、将来は空港を通る環状線になる予定。
そのときはグルグルと2回転する路線になってしまうのか。
最後にナポリ地下鉄1号線の電車が駅に到着するシーンを動画でどうぞ。
「ナポリを見てから死ね」と言われるほどの都市だけど、私が見るのはやっぱり鉄道。
今日からはナポリの電車を紹介します。
まず初めに紹介するのは、1993年(平成5年)に開通したナポリ地下鉄1号線。
メトロナポリMetronapoliが運営する路線で、全長13.5km・軌間1435mm・直流1500Vの路線だ。
6両編成の黄色い電車が日中10~12分間隔で走っている。
この路線の特徴はなんと言っても途中にあるループ線。
起伏の激しいナポリの町を登って行くため、地下鉄なのに山岳路線のようなループ線がある。
また、現在はナポリ中央駅近くのGaribaldi駅まで延伸工事中で、将来は空港を通る環状線になる予定。
そのときはグルグルと2回転する路線になってしまうのか。
最後にナポリ地下鉄1号線の電車が駅に到着するシーンを動画でどうぞ。
テルミニ駅から地下鉄Line Aに乗って4駅目のFlaminio-Piazza del Popolo駅で下車。
案内に従って地上に出ると、右側にRoma-Nord線の始発Piazzale Flaminio駅がある。
このPiazzale Flaminio駅は崖下にある駅で、地上にある改札口からは階段や坂がないのに、ホームはトンネルの中。
Roma-Nord線はローマ市内から北へ進み、Viterbo駅までの102kmを結ぶ長大路線。
そのうちのMontebello駅までは近郊区間として10~15分おきに電車が運転されている。
ちなみに次のEuclide駅までは地下区間だ。
Piazzale Flaminio駅に停車していたのは1989年(平成元年)から製造された100系電車。
近郊電車なのに駅のホームが低く、それに対応して扉から飛び出た3段のステップが物々しい。
本来はそれほどでもないのだろうけど、ホームから見上げる電車はとても大きく見えてしまう。
この他にも2000年(平成12年)から製造された300系電車がいるはずだけど、今回は見ることができなかった。
そしてPiazzale Flaminio駅でぜひ見てもらいたいものが。
それがホームの終端、トンネルの間に祀られているマリア様。
大事にガラスケースに収められ、照明まで付いている。
毎日ここで電車の安全運行を祈っておられるのだろう。
案内に従って地上に出ると、右側にRoma-Nord線の始発Piazzale Flaminio駅がある。
このPiazzale Flaminio駅は崖下にある駅で、地上にある改札口からは階段や坂がないのに、ホームはトンネルの中。
Roma-Nord線はローマ市内から北へ進み、Viterbo駅までの102kmを結ぶ長大路線。
そのうちのMontebello駅までは近郊区間として10~15分おきに電車が運転されている。
ちなみに次のEuclide駅までは地下区間だ。
Piazzale Flaminio駅に停車していたのは1989年(平成元年)から製造された100系電車。
近郊電車なのに駅のホームが低く、それに対応して扉から飛び出た3段のステップが物々しい。
本来はそれほどでもないのだろうけど、ホームから見上げる電車はとても大きく見えてしまう。
この他にも2000年(平成12年)から製造された300系電車がいるはずだけど、今回は見ることができなかった。
そしてPiazzale Flaminio駅でぜひ見てもらいたいものが。
それがホームの終端、トンネルの間に祀られているマリア様。
大事にガラスケースに収められ、照明まで付いている。
毎日ここで電車の安全運行を祈っておられるのだろう。
地下鉄Line BのPiramide駅に隣接するRoma Porta S.Paolo駅から出ているRoma-Lido線。
南西方向に進み、Lido地区の海水浴場に近いCristoforo Colombo駅までの28kmを結ぶ郊外電車だ。
1980年代までは小さな電気機関車が牽引する客車列車が走っていたそうだ。
また、地下鉄Line Bを走っていた流線型の旧型電車が活躍していたこともあった。
まず紹介するのはMA100系電車。
地下鉄Line Aを引退後、リニューアルされてからRoma-Lido線に入線したらしい。
車内はプラスチック製のロングシートだが、車端部はボックスシート。
そして当線にも新型車両が入線。
どこかで見た電車だと思ったら、ローマ地下鉄のMA300系じゃないですか!
同じ会社の路線だし、規格も同じだから同じ新型車を投入したのだろう。
地下鉄の電車だけでなく、郊外電車まで画一化されるのはちょっと寂しいけど。
南西方向に進み、Lido地区の海水浴場に近いCristoforo Colombo駅までの28kmを結ぶ郊外電車だ。
1980年代までは小さな電気機関車が牽引する客車列車が走っていたそうだ。
また、地下鉄Line Bを走っていた流線型の旧型電車が活躍していたこともあった。
まず紹介するのはMA100系電車。
地下鉄Line Aを引退後、リニューアルされてからRoma-Lido線に入線したらしい。
車内はプラスチック製のロングシートだが、車端部はボックスシート。
そして当線にも新型車両が入線。
どこかで見た電車だと思ったら、ローマ地下鉄のMA300系じゃないですか!
同じ会社の路線だし、規格も同じだから同じ新型車を投入したのだろう。
地下鉄の電車だけでなく、郊外電車まで画一化されるのはちょっと寂しいけど。
ローマを走るもう1本の地下鉄にLine Bがある。
1930年代に計画されて建設を開始、一部のトンネルは完成したが戦争で建設が中断してしまった。
使われないままのトンネルは防空壕として使用されていたそうだ。
戦後になって建設が再開され、開通したのは1955年(昭和30年)。
だけどなぜLine Aより古いのにLine Bという路線名なのだろう。
なんともアート?なこの電車は1980年(昭和55年)に製造されたMB100系。
元の塗装がわからないほどにやられちゃって・・・。
しかもMB100系はほとんどこの状態。
本来の姿ならば側面はシルバーで、扉が青くなっているはず。
Line Aの電車も新型車が入るまではこんなアーテスティックな状態でした。
まだ数は少ないけど、Line Aと同じMA300系がLine Bにも登場。
電車がキレイになるのはいいのだけれど、特徴的な電車が消えていくのも寂しい。
1930年代に計画されて建設を開始、一部のトンネルは完成したが戦争で建設が中断してしまった。
使われないままのトンネルは防空壕として使用されていたそうだ。
戦後になって建設が再開され、開通したのは1955年(昭和30年)。
だけどなぜLine Aより古いのにLine Bという路線名なのだろう。
なんともアート?なこの電車は1980年(昭和55年)に製造されたMB100系。
元の塗装がわからないほどにやられちゃって・・・。
しかもMB100系はほとんどこの状態。
本来の姿ならば側面はシルバーで、扉が青くなっているはず。
Line Aの電車も新型車が入るまではこんなアーテスティックな状態でした。
まだ数は少ないけど、Line Aと同じMA300系がLine Bにも登場。
電車がキレイになるのはいいのだけれど、特徴的な電車が消えていくのも寂しい。
テルミニ駅から今度は地下鉄に乗ってみよう。
まずは1980年(昭和55年)に開通したLine Aから。
1959年(昭和34年)に計画が作成されたが、トンネルを掘ると遺跡が出てきてしまい、完成に時間がかかってしまったそうだ。
開業当初から使用されていた車両は引退してしまったようで、現在は2005年(平成17年)から導入されたMA300系が走る。
以前走っていた車両はかなり汚い電車で、地上を走る区間でも落書きと汚れで窓の外が見えなかった。
それが約10年ぶりに乗ったLine Aの電車は見違えるようにキレイになっていてビックリ。
でも、乗務員室横の茶色い汚れがかつての汚い電車の片鱗を感じる・・・。
さてそれではRoma-Giardinetti線の電車に乗ってみよう。
だけどせっかく乗るなら昨日紹介した連接車じゃなくて旧型電車がいいでしょう。
小型車を3両連結したかわいらしいこの電車、実は御年84歳というとても古い車両。
1926年(昭和元年)に製造され、幾度とリニューアルを受けてきたようだ。
その車内も最近リニューアルをしたようで、とても旧型電車には見えない。
座席は左右で向きを逆にしたプラスチック製のクロスシート(正確にはベンチ)が並んでいた。
黄色がアクセントの車内はさすがオシャレの国イタリアと言ったところ。
だけど走り出せばツリカケモーターの重低音が鳴り響く。
ゆっくりとローマの町を走り、そして到着したのが終点Roma Laziali駅。
狭くて低いホームが2本あるだけの、まるで田舎のローカル私鉄のような雰囲気の駅。
旧型電車との組み合わせがこれまた最高に魅力的です。
こんな駅がローマの中心部にあるなんて!
Roma Laziali駅の入口には改札口もなく、本当にローカル私鉄の無人駅といった感じ。
しかし駅の立地条件は最高なのです。
左側の落書きされた茶色の壁、実はイタリア国鉄におけるローマの中心駅Roma Terminiテルミニ駅。
正面口からはちょっと遠いけど、レオナルド・エクスプレスの発着ホームからはすぐ隣。
日本で言えば東京駅のすぐ脇から近鉄内部線(近鉄四日市駅から出る軽便鉄道)が出ているようなもの。
しかしこの味のある路線も消え行く運命。
平行して建設される地下鉄Line Cが開通すると、Roma-Giardinetti線は廃止されてしまうのです。
だけどせっかく乗るなら昨日紹介した連接車じゃなくて旧型電車がいいでしょう。
小型車を3両連結したかわいらしいこの電車、実は御年84歳というとても古い車両。
1926年(昭和元年)に製造され、幾度とリニューアルを受けてきたようだ。
その車内も最近リニューアルをしたようで、とても旧型電車には見えない。
座席は左右で向きを逆にしたプラスチック製のクロスシート(正確にはベンチ)が並んでいた。
黄色がアクセントの車内はさすがオシャレの国イタリアと言ったところ。
だけど走り出せばツリカケモーターの重低音が鳴り響く。
ゆっくりとローマの町を走り、そして到着したのが終点Roma Laziali駅。
狭くて低いホームが2本あるだけの、まるで田舎のローカル私鉄のような雰囲気の駅。
旧型電車との組み合わせがこれまた最高に魅力的です。
こんな駅がローマの中心部にあるなんて!
Roma Laziali駅の入口には改札口もなく、本当にローカル私鉄の無人駅といった感じ。
しかし駅の立地条件は最高なのです。
左側の落書きされた茶色の壁、実はイタリア国鉄におけるローマの中心駅Roma Terminiテルミニ駅。
正面口からはちょっと遠いけど、レオナルド・エクスプレスの発着ホームからはすぐ隣。
日本で言えば東京駅のすぐ脇から近鉄内部線(近鉄四日市駅から出る軽便鉄道)が出ているようなもの。
しかしこの味のある路線も消え行く運命。
平行して建設される地下鉄Line Cが開通すると、Roma-Giardinetti線は廃止されてしまうのです。
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